朝のお粥

 体調の悪い時に頂くことが多いお粥ですけれど、我が家では時々、朝食というかブランチに作ります。
 暑い夏、炊きたてのお粥をフーフーしながら頂くのも美味しいものです。夏のお粥を美味しいと思ったのは、10年ほど前の7月、夫の還暦の記念に奈良を旅した時です。
 奈良はお粥が有名なので私たちもホテルの朝食にお粥を選んだり、お粥の専門店で食べたりしました。その時のお粥が美味しくて、以来、時々お粥を炊いています。
    
 お粥のお供は、定番の梅干し、お昆布の佃煮、おかか、ちりめんじゃこなど、こまごまと並べています。
 今日、チリメンジャコは千切りのピーマンと炒めて青味としました。そして、新登場は、Sさんから福井のお土産に頂きました鯖のへしこです。(瓶の右側のお皿です)
 越前若狭の郷土食で、糠漬けにした鯖を焼いてほぐしたものだそうです。塩味が強いのですが、独特の旨味が有ります。初めて頂きましたが、イタリアのアンチョビを思い出しました。
 郷土食は、その土地ならではの工夫があり、美味しくて、楽しいですね。Sさん、ありがとうございます。