イギリス一人旅−2(パディントン駅)

ホテルにチェックインして、備え付けのティーセットでお茶を入れて落ち着いてから荷物の整理を致しました。
翌日、ペンザンスに持って行く荷物をちいさなグローブトロッターに詰め替えて、スーツケースはペンザンスからロンドンに戻ってから滞在するホテルに預けに行きました。
そして、ヒルトンにもどってからパディントン駅の探検に出発!


イギリスのホテルでは、ティーセットの用意がされているホテルが多くとてもありがたいと思います。
こちらのホテルでは瞬間湯沸かし器とトワイニングティーバッグがいろいろ、コーヒーメーカーとコーヒーが備わっておりました。
白い陶器のマグカップ、ガラスのコップ、ワイングラス、アイスペールなども。ワインの栓抜きもありました。


パディントン駅の構内にあるお花屋さん。大小の花束が色別に並んでおりました。お花屋さんの向こうに見える青い看板のお店は書店です。
構内にはお店も沢山ありました。サンドイッチ、果物、飲料水、ワインなど食料品を売っているスーパーのようなお店、ドラッグストアー、衣料品店、コーヒーショップ、クリスピードナツ、スターバックスなど。旅の支度で足りない物は何でも揃える事ができますね。
翌日のランチ用に買いたいと思っていたパスティを売るお店は端の方にありました。


構内を見て歩いておりましたら、にぎやかな音楽が聞こえてまいりました。音のする方に近づいて行ったらバンドが演奏中。

毎週金曜日、夜7時30分から9時まで演奏会があるとのことでした。
ホームに続く場所で、駅を利用する人々が演奏を楽しんでおりました。
バンドの向こうには自転車置き場があります。イギリスでは、駅のホームに自転車置き場あるのです。びっくりでした。便利ですね。

ベンチに座って演奏を楽しんでいる紳士の足はリズムを取って揺れておりました。楽しそう。

一曲終わるごとに指揮者のおじさまは手を右に、左に広げてにこやかにご挨拶なさるのです。その姿がとてもチャーミングで、こちらも笑顔になりました。

一緒に演奏を楽しませて頂きました。そろそろ身体も冷えてきたのでホテルに戻ろうかと思っていた頃、ベンチに座っている人々が立ち上がりました。
演奏会の締めくくりは国歌演奏だったのです。
バンドの側には募金箱がありました。通りすがりの人、演奏を聴いていた人、募金をして帰る人が多く見られました。私も、ささやかですが。良い思い出になりました。ありがとうの気持ちとともに。


ホテルに戻る時にお水とドーナツ一つを買って帰りました。
今夜の夕食はお部屋にて。成田で買ってあったおむすびと日本から持参した牛蒡のスープ(北海道のお土産でSさんから頂いた粉末スープが美味しかったので持参してきていたのです)でした。
なんだかわびしいかも知れませんが、お腹もすいていないし、おむすびでちょうど良かったのです。とても美味しく頂きました。Sさん、スープありがとうございます。


お部屋にはアイロンとアイロン台もありましたので、日本から着ていった白いブラウスを洗ってバスルームに干しておきました。
麻なので食事の間に大分乾きました。アイロンをかけてからハンガーにかけておいたら翌朝にはパリっとなっておりました。

洗濯まですませるなんて! 今から振り返ると、この日はずいぶんと元気が残っておりましたね。少し興奮状態だったのかもしれません。


表通りからみたパディントン駅の入り口です。翌朝お散歩した時に写しました。ドーム型の屋根の下が駅です。
道路から行くとすぐに駅構内になります。玄関のようなしきりも無くて開放的でした。