キュウリの胡麻酢和え

台風の影響で天候が定まりませんね。今もラジオから台風の進路に大雨洪水注意報が・・・大きな被害がないことを祈ります。それにしても、蒸し暑さが体にこたえます。そういえば、まだ今年は作っていなかった事を思い出し、作りました。
キュウリはスライサーでサッ、サッと薄切りにして塩水のボールに落とします。塩水につけている間に胡麻を当り鉢ですり、酢、薄口醤油、煮きり酒、出汁少々などで味を整え和え衣を作ります。キュウリの水気を絞り胡麻酢の和え衣で和え、天盛りに茗荷の千切りを。出汁は昆布だしにしてお盆のお精進料理の一品にと教えて頂きました。
トマト、ナス、キュウリのように炎天下で育つ野菜はたっぷりを水分を蓄え暑さに対処しているそうです。私たちはその恵みをいただくことで水分を補給し、体の熱を発散できるとのこと。ただ水分を多くとりすぎるとむくみやすくもなるので、利尿作用のあるものをとることも大切だそうです。キュウリはたっぷりと水分を含んでいますが、利尿作用もあるとのことです。胡麻は体を元気にしてくれます。キュウリと胡麻の組み合わせは食養生的にもかなっているのかと昔の人の知恵に感心しながら頂きました。
参考:「ヨーロッパ薬膳」オオニシ恭子著(講談社)