バジルビネガー

 先日、ご紹介しましたふたつのバジル、レッドルビンとフローラルスパイヤーズラベンダーバジルを切り戻しました。
    
 それらの枝は酢につけてバジルビネガーに。レッドルビンの色素は酢に溶け出して綺麗なルビー色の酢になりました。
 17日の金曜日の午後、千鳥酢に仕込み、今朝は酢の香りはマイルドに、バジルの香りがより感じられます。

 ハーブビネガーを作る時の酢、アップルビネガーやワインビネガーなど色々な酢を利用できますが、柔らかな風味の千鳥酢が好きなので、いつもお台所にあります千鳥酢を利用しております。
 ハーブビネガーは、タラゴンビネガーがよく知られておりますが、バジルビネガーも使い勝手がよくておすすめです。お料理のみならず、ガーデンでは、薄めたものは植物用虫除けスプレーに利用したり、重宝しております。

 ハーブビネガーを作る時に、大切なことは、枝を水洗いした時にしっかり水分を切っておくこと。水分が残っておりますと、酢に浸けた時にカビが発生したりします。酢には殺菌効果がありますけれど、水分が残っているとNGでした。(かつての私の経験より)
 水切りの時、葉につよく触れるとその葉は傷み黒ずんでしまいます。そうすると香りも失せますし、色も悪くなります。とくにバジルはペーストにしてピストゥを作る時には奇麗な緑色になりませんので、要注意なのです。
 水を張ったボールで優しく降り洗いしてホコリや虫などを洗い落とし、軽く水切りしたら、自然乾燥させると葉を傷めること無く奇麗な色で利用することが出来ます。
 酢とハーブの量はそれほど気にすることなく作っております。目安は1カップで10cm程度の枝を4〜5本。濃すぎたら酢を足して薄くしたり、香りが足りないと思えば、枝を追加したり・・・自分の感覚を大切に。

 ハーブの香りと色が酢に移るまでは室内に置き、使い始めたら冷蔵庫で保管しております。酢なので、使い始めてからもお台所に置いて良いのでしょうけれど、なんとなく冷蔵庫の方が安心できますので。
 4、5本の枝でも酢に浸して気軽に。自然からの緑の恵を有効活用したいですね。