春の香り・ストックを飾る

    
昨日、花市場で仕入れたお花はライラックピンク色のストックと原種系グラジオラス・トリスティスに小葉を持つユーカリ。スパイシーでフローラルなストックの香りは大好き。香りが春をよんでくれたのか、暖かな気持ちの良い日となりました。

ストックは古代ギリシャ・ローマ時代から利用されて来た歴史のある植物。もともとの野生種は一重咲きでした。品種改良されて八重咲きが作出されて切り花として人気に。昨日飾ったストックはスプレー咲きでしたので、とてもボリューム感がでました。

ストックの香りをよく聞くとスパイスのクローブの香りがします。カーネーションの香りともよく似ているのです。それは、共通する香り成分、オイゲノールを含んでいるから。
そして、16世紀頃のイギリスでは、ストックを「ストック・ジリ・フラワー」と呼んでいたそうです。「茎が堅く、カーネーション(ジリ・フラワー)のような香りがする花」ということから。昨日、仕入れたストックの茎は太くとても堅かった!のでした。