イギリス一人旅−11(バーバラ・ヘプワース・ミュージアム@セント・アイヴス)

リーチ・ポタリーからバーバラ・ヘプワース・ミュージアムに向かいました。まだ、雨は降り、風もありました。


町の中を海沿いの道から山側の方に。坂の道はとても細くなって車一台がやっと通れるくらいです。
お土産屋さんなどのお店が並んでいる通りは、観光客の方達も沢山歩いていらっしゃるので、この道は車が通っても大丈夫なの?とつい聞いてしまいました。歩いている方達に申し訳なく思い乍ら乗っておりました。セント・アイヴスの町はペンザンスよりも観光客が多く、お店も沢山あってにぎやかでした。
Mr. SMART TAXI は上手に細い道をスイスイと通ります。私だったらとてもこのような道は運転できないなぁと思いました。


ミュージアムの入り口は目立たないので、探し当てるのに時間がかかりました。一度通り過ぎてしまい、坂になっている細い道をUターンするのは大変でした。
入り口から入って、建物内の展示を見学してから、お庭に出るようになっておりました。
建物内の2階の展示室は実際に使っていらしたお部屋(居間?)だったようですが、天井が高く明るくて気持ちのよい空間でした。その中にゆったりと作品が展示されておりました。


お庭に出たら雨は止んでおりました。しっとりとした空気の中で、シュウメイギクの白いお花と赤い薔薇の花やローズヒップが奇麗でした。

白い壁の小屋の中には、水色のベッドカバーが掛けられた小さなベッドと白い椅子が置かれていました。バーバラさんが仮眠をとられていたのでしょうか?


入り口の佇まいからは、中にこのように素敵なスカルプチュア・ガーデンがある事は窺い知る事ができません。

お庭の小道を歩くと雨で洗われたスカルプチュアが周囲の植物と調和するように置かれておりました。
竹が背景になっているスピリチュアルな雰囲気のコーナー、動物が枝の間からのぞいているように見えるスカルプチュア、次はどんなスカルプチュアが待っているの・・・と楽しみつつお庭を巡りました。


私はスカルプチュアと植物の色がとても良いなぁと思いました。「スカルプチュアと植物の色彩が合っていて素敵ですね」とお話ししたら、「植物はバーバラさんご自身で植えたのですよ」と学芸員のアンジェラさんが教えてくださいました。

バーバラ・ヘプワース・ミュージアムHP: http://www.tate.org.uk/visit/tate-st-ives/barbara-hepworth-museum