遠野産ホップのビール

今年収穫されたホップで作られたビールができていることは広告で知っておりましたが、昨日は実物が近所のスーパーのお酒売り場に並んでおりました。
    
遠野産ホップを使っているキリン一番絞りです。いつものビールのパッケージより華やかな感じですね。遠野は旅したことがありますし(楽しかった日々を思い出しました!Y子さんありがとう。)どんなお味なのか気になって買いました。早速昨晩、夕食の時に頂いてみましたら、いつも飲んでいるビールよりホップの香りは瑞々しく感じました。
「この夏収穫したホップを凍結して香りを引き出した、この季節だけのビールです。」と書かれております。季節限定なんですね。日本酒なら新酒と呼ぶのでしょうけれど、ビールは?
ホップの香りは変化しやすいので、香りの劣化を防ぐために凍結しておくのでしょうか。それとも凍結することでホップの香りがアップするのでしょうか。もしかしたら、他のメーカーでも今年収穫した国産ホップで作られたビールがあるかもしれませんね。興味はつきません。。。
    
    
2012年8月、花友Y子さんに案内していただいた遠野。その時に見たホップの畑は丈高く緑の壁のように仕立てられておりました。   
    
一つ、ひとつの毬花(まりばな)は大きく、たわわに実っておりました。
一見、金平糖のような形に見えるちいさな花(毛花・けばなと呼ばれています)のあとにまつかさのような形の毬花ができます。この毬花の中に含まれているルプリンという成分がビールを作る上で重要な役目を担っているのです。
ルプリンは黄色で、ポリフェノールやフィト・エストロゲンなどの成分を含んでいます。ビールの苦味や風味づけ、菌の繁殖を抑えて腐敗を防いだり、ビールの濁りを無くし澄ませたり、泡立ちを良くしたり・・・ビールには無くてはならない働きをしています。
ネット検索しましたら、キリンビールのサイトに遠野産ホップを使ったビールの製造工程がありました。ご参考迄に。
キリンとれたてホップ:http://www.kirin.co.jp/csv/quality/theme/pickup/001.html