中秋の名月−2


昨晩は中秋の名月を愛でた方も多かったことと思います。
帰宅途中、信号待ちしておりましたら、奇麗なお月様が見えました。携帯のカメラでしたので、せっかくの満月が・・・。

昨日の中秋の名月が話題になった時、知人から塙保己一の句を教えて頂きました。感謝。幼い頃に失明した塙保己一は、利発で努力家、向学心が強く、ヘレンケラーが目標とした人でも有ったそうです。
 「花ならばさぐりても見ん今日の月」塙保己一
 「十五夜は座頭の妻の泣く夜かな」 妻の句
せつなくも美しい夫婦愛が胸にせまりました。



下の写真は、今朝(20日)の朝日新聞に掲載されていた記事です。
    
中秋の名月をはさんで左右に光る幻月。19日午後6時半頃。北海道陸別町、筧伸浩さん撮影。

この記事をご覧になった方も多いと思います。美しい写真ですね。昨晩、北海道では、「幻月(げんげつ)」と呼ばれる月が三つに見える珍しい現象が観測されたそうです。記事によると、幻月とは高層の大気中の氷の結晶に月の光が反射して、月と同じ高さに別の二つの月のような光がみえる現象だそうです。太陽でも起こり「幻日(げんじつ)」と呼ぶとのことです。
幻月、一度出会ってみたいです。新聞記事の写真はもっと奇麗で、幻想的な様子が感じられる写真なのですけれど、この写真からも分かって頂けますでしょうか。
そして、今夜も美しいお月様、十六夜ですね。