クリスタライズド・ローズペタル

 今年はバラの花の開花も早いですね。バラの花が咲き始めると作りたくなるのは、バラの花びらの砂糖掛け。今年も作りました。
 無農薬で育て、毎日開花のステージを見る事ができるので、今日!というタイミングの良い日に摘む事ができます。


    
 オールドローズのロサ・ガリカ・オフィキナリス。こっくりした赤い花弁、爽やかさと濃厚さが微妙に混じっていて素晴らしい香りのバラです。
 日本語に訳すと、薬種商のバラ。古くは、薬用として利用されていたことに由来してます。


    
 駒場バラ園にて求めたグルスアンアーヘン。このバラも清々しい香りが素敵で、丈夫なバラですね。買った時、鉢を包んで下さったオーナーのバラ育てに励まれたごつごつした指先を今でも思い出します。


    
 タイミング良く摘んだバラは、水を張ったボールの中で静かに揺すってホコリや虫を落としてから、水を入れた細口の瓶にさして水が乾くのを待ちます。今時分なら1〜2時間で完全に水分はなくなります。
 こうして飾っていると部屋の中はバラの香りが馥郁と気持ち良く広がります。バラの花びらがまだピンとしているうちに砂糖掛けを作ると作りやすいです。(写真左から、豊華、グルスアンアーヘン、ロサ・ガリカ・オフィキナリス)


    
 庭から摘んですぐに砂糖掛けを作れない時は、このようにして冷蔵庫に保存しておくと便利です。ペーパータオルを容器の底にいれ、水も少し入れます。その中にバラの花をいれて(茎の長さは容器に合わせ切っています)、蓋をして保存しています。1〜2日は香りも残り奇麗です。


    
 といた卵白と砂糖をかけたら、クッキングシートの上に載せて完全に乾かします(写真右)。
 乾かした後は、密封容器に入れて冷蔵庫で保存しています(写真左)。2〜3ヶ月は奇麗な状態で、美味しく楽しめます。
 昨日は、ロサ・ガリカ・オフィキナリスとグルスアンアーヘンを作りました。グルスアンアーヘンの方は砂糖をかけて間もなくカリと乾き始めました。ガリカ・ローズのほうがやや乾きにくかった。でも香りはガリカ・ローズの方が残ったように思いました。

 密封容器に入れる時は、容器のサイズに切ったクッキングシートを使うとくっつかなくて具合が良いです。何段か重ねていれることも出来ますし。

 今年も、美しいバラの花びらを芳しく甘く楽しむ事が出来て嬉しいです。

 
バラの花びらの砂糖掛けの詳しい作り方は、下記拙ブログにも書かせて頂きました。よろしければ。。。
http://d.hatena.ne.jp/LAVANDNOUS/20120529/p1