6月のイギリス−13(ボストン夫人のお庭−2)

    
ご門をあけて中に入りました。

    
ボストン夫人のご子息の奥様、ダイアナさんがにこやかな笑顔で迎えて下さいました。ツアーリーダーの桐原春子先生とダイアナさん。
お庭を見学する前に館の解説をして頂き、建物の内部の見学。ボストン夫人がお作りになった素晴らしいキルトを一枚、一枚見せて頂きました。今年、東京ドームにて開催されましたキルト展にもこれらのキルトは展示されておりましたが、この歴史ある館のお部屋、ボストン夫人が実際にお作りになった場所で見せて頂くのはとても有意義なことと改めて思いました。キルトされる小さな布一枚ずつに込められた思いが伝わり感服いたしました。

    
    
    
室内の撮影は出来ませんでしたが、お部屋の窓からお庭を写す事は出来ました。芝生の中に点在するトピアリーの存在感がありました。小鳥の餌のコーナーも。右側のお屋根のお部屋にリンボウ先生が住まわれていたようです。

    
    
       
       
    
    
    

小雨模様の冷やっとする空気の中で、白花のフォックスグローブがとても印象的でした。ツアーの日々、雨が降ったのはこの日だけでした。それも、小雨なので、傘は無くても大丈夫な程度。お庭の表情がしっとりして心に残りました。

    
お名残惜しくも帰る時間となりました。
お部屋の中を見学した時に、居間のソファに座りましたらすばらしいサプリズが有りました。ボストン夫人は、戦時中、近くにあった軍の駐屯地の兵隊さんたちをお呼びして音楽鑑賞会を開いていたそうです。その時の蓄音機とスピーカーで私たちも聞かせて頂いたのでした。
手でハンドルをまわしてレコードをかける蓄音機。針は竹製。大きなスピーカーはなんとパピエマシェ製!もう、びっくり致しました。パピエマシェのスピーカーから流れる柔らかな音色にボストン夫人の優しいお心を感じました。とても貴重な体験をさせて頂きありがとうございます。