チェロ(コンサート&新聞記事・宮沢賢治愛用のチェロ)

昨日の夕べ、紀尾井ホールにて紀尾井シンフォエニエッタ東京(KST)第85回定期演奏会が開催されました。今シーズンのテーマは音楽の国々その魂と名曲。昨日のプログラムは近現代から見た古きイタリアにちなむ楽曲、指揮はチェロ奏者でもあるイタリア人のマリオ・ブルネロ氏です。KSTとの共演は3年ぶり、6度目です。
弦楽器の中でチェロは好きな楽器です。自分で弾く事はできませんけれど。前回もブルネロさんが奏でるチェロの音色に感動したのですけれど、昨晩も心満ちたりて帰って参りました。拍手が続き、アンコールは二回、最後の曲、ロミオとジュリエット、ブルネロさんの奏でる音楽にうっとり致しました。記念にCDを買いました。
帰宅してから新聞を広げておりましたら、宮沢賢治が愛用したチェロの記事がありました。朝、読んだ時には見落としていたようです。宮沢賢治が愛用したチェロは今秋から楽器としてよみがえるとのこと。使わないといたんでしまうので岩手県花巻市宮沢賢治記念館が定期的に演奏することに決めたそうです。楽器は弾かなければ短命で、定期的に演奏すれば200〜300年は現役でいられるとのこと。
10月19日には花巻市内で開催される記念館開設30周年記念演奏会でチェリスト藤原真理さんにより演奏されるそうです。記事は「楽器として長生きさせて、チェロの音をよみがえらせることで被災地の方々も勇気づけたい」と記念館の牛崎敏哉副館長の言葉で結ばれておりました。宮沢賢治愛用のチェロ、どんな音色なんでしょう?聞いてみたいですね。被災地のみなさまのお心がチェロの音色で和むことを祈っております。チェロつながりのシンクロニシティ! でした。