フラワーインスタレーションと雅楽

1月28日、ダニエル・オスト氏のOstの花倶楽部のカクテル・パーティーがベルギー王国大使館にて開催されました。竹と胡蝶蘭をデザインしたフラワーインスタレーション、東洋の竹と胡蝶蘭の組み合わせは新鮮な感じが致しました。
ゲストは雅楽師の東儀秀樹さんです。笙を演奏されながら登場されました。演奏の途中では笙と篳篥について解説して下さいました。笙の形は鳳凰が翼を立てている姿を表し、息を吸う時も吹く時も同じ音がでて、和音を奏でることができる楽器とのこと。その音色は「天から差し込む光」を表わしているとのことでした。篳篥の音色は「地上の音」=「人の声」を表すそうです。
即興で通路を後方まで歩かれ乍ら演奏された笙の音色は「天から差し込む光」が神々しい音色となって笙から降りそそいでいるように感じました。フラワーインスタレーションされたこの空気感の中で一度限りの素晴らしい演奏ができましたとおっしゃって・・・美しいフラワーインスタレーションと雅な音色、そのコラボレーションに酔いました。