イタリアお庭巡りの旅−10(ボーボリ庭園③)

いよいよボーボリ庭園で一番興味深く見学したかったグロッタへ向かいます。
    
    
途中、周囲は冊で囲われている整形式庭園が現れました。緑で囲われた中はピンク色の芍薬でした。この庭園の写真を写している間に皆さまから遅れてしまいました。ご一緒していたTさんと2人、ちょっと不安になりながら道をさがしたのでした。グロッタへの道をみつけホッと安堵して皆さまと合流。団体行動なのでもっと周囲に気を配らなくてはと反省。。。
グロッタは少し低い場所にありました。階段を降りるとグロッタへの道。
    
    
グロッタの入り口はメディチ家の紋章と貝殻や珊瑚などで作られたレリーフで飾られています。
    
    
私たちは、幸運にも門が開いておりましたので一番奥迄入り見学することが出来ました。
    
    
    
    
    
    
    
天上に明かり取りの窓、壁のフレスコ画はとても優しい色合いです。天上や壁には貝殻や珊瑚などでレリーフが飾られ、アラブ的な模様も見られました。グロッタはコシモ一世の密会の場として作られたそうです。
    
    
私たちが見学を終わる頃、グロッタに入る門を閉める為に守衛さんがたっていたのでした。本当にラッキーでした。私たちの後からいらした方は門の外から中をうかがっておりました。
グロッタを後に出口に向かいました。写真の左側にみえる回廊はベッキオ宮殿迄続いているそうです。緑の壁はオレンジの木で、葉の間にオレンジ色の実もなっておりました。
    
グロッタから階段をのぼった所にコジモ一世のお小性の像。亀の上にまたがっています。
    
写真、右側のアーチの出口からピッティ宮殿の外の広場に出てきました。造園の教科書のなかで学んだ庭園を見学できて嬉しく思ったのでした。宮殿内にはルネッサンスの素晴らしいコレクションのある美術館もあるそうなので見学したいですし、広いボーボリ庭園はまだ見ていない場所もあるようなのでいつの日かまた。。。