イタリア庭園巡りの旅−7(バラの庭園@フィレンツェ)

フィレンツェでの庭園巡りで訪れたバラの庭園 Giardino delle Rose。市内からはアルノ川の向こう岸の高台に見えます。高台にあるこちらの庭園からは、ベッキオ宮殿や鐘楼などフィレンツェ市内を一望できます。広さは2.5ヘクタールでイタリア園芸協会とフィレンツェ市により管理されている庭園です。
    
    
    
遠くの景色が借景となっています。バラはそろそろ終わりかけもありましたが、散りぎわの美しさ!それぞれのバラにはタグがつけられているので名前を確認できます。バラと一緒に芍薬も植えられていて奇麗でした。今回の旅では薔薇?と思ったら芍薬!という場面が多々有りました。芍薬も旬の花で奇麗でした。花色(濃いめのピンク色が多かったです)、形、香り、イタリア人好みの花なのかしらと思いました。
    
バラのお庭に置かれているFolon作、猫の像(タイトルはずばりChat(猫)です)と一緒に。桐原先生のカメラで写して頂いた写真です(感謝)。自分の写真は気恥ずかしいのですけれど。まとっているポンチョはウフィツィ美術館の近所で立ち売りの売り子さんから買いました。小雨がふって寒かったのでした。

園内にはベルギーの彫刻家 Folon の作品がところどころに置かれています。入り口から入ってすぐの所には大きな旅行鞄のインスタレーション。鞄は外の枠だけで中心部分を通してフィレンツェの町を望むことができます。鞄の置かれている台は船の形。鞄のインスタレーションの題名は partir(いざ、出発)でした!

また、松籟庭園と名付けられた日本庭園がありました。フィレンツェ姉妹都市関係にある京都市高台寺や造園屋さんの協力でフィレンツェ市が整備し、平成24年にリニューアルオープンしたそうです。(帰国してネット検索からの情報です)バラのお庭からつづく小道を進み階段をおりると見えてきます。やや上の方に東屋がありお庭が見渡せます。滝や石橋、池もある本格的なお庭、枯山水の庭園でした。

バラの庭園入り口迄バスで行くことはできなくて(大きなバスを停める場所がないことが理由のようでした)でも、出来るだけ近く迄と運転手のルチアーニさんが道を探して下さって歩く距離少なく庭園までたどり着けたのでした。帰路はさらに近く迄バスがお迎えに来てくれていたのです(感謝)。
このあと訪れましたボーボリ庭園も沢山歩きましたが、イタリアの庭園は傾斜地を利用して作られていることが多く、今回は毎日平均一万歩以上!は歩いたのでした。

バラ庭園の写真は無くしたSDカードに入っていたので、携帯で写した写真です。