新聞記事ー麦茶の効用

    

8月3日の朝日新聞、Beの紙面に麦茶についての興味深い記事がありました。ご覧になった方も多いと思います。
連日の暑さでは、冷えて香ばしい香りのする麦茶はご馳走ですね。その麦茶の香り成分は、アルキルピラジンとう化合物の一種で、焙煎することで発生するそうです。血小板が固まるのを抑える作用があり、血液の循環をスムーズにする働きもあるとのこと。
香ばしい香りには、その匂いをかいだ時にα波が増加する傾向があると杏林大学医学部の古賀良彦教授らの研究で明らかになったそうです。α波がでるとリラックスしますので、カフェインも含みませんし、お休み前の飲み物にはぴったりですね。入浴後の乾いた喉を潤すときにも。虫歯を抑えるという実験データーもあるようです。
麦茶を飲む習慣は古く、平安時代までさかのぼる事ができるそうです。当時は粉末にした大麦をお湯で溶いたものを麦湯として飲んでいたそう。現在のような麦茶になったのは、江戸末期から明治にかけてで、主食用のいり麦が普及してからのことと紹介されております。良いことずくめの麦茶ですね。せっせと飲みたいと思います。