ホウショウ開花

    

見上げる程に大きくなったホウショウの木。クリーム色の愛らしい花が満開になっています。
ホウショウは中国、台湾南部に自生するクスノキ科の常緑樹です。寒さにはやや弱いようですが、ずーっと庭で育っています。東京程度の冬の寒さなら耐寒性はあるようです。
もう何年位なるのでしょうか。20年以上前かもしれません、玉川高島屋の屋上に園芸売り場があった頃に買ったのでした。3〜4号の黒いビニールポットに植えられていました。その頃は鹿児島県、開聞岳の麓にある香料園で育てられた珍しい苗や苗木も売られていたのでした。売り場でこの苗木を見つけた時、とても嬉しかったのを思い出します。

    

ホウショウのお花です。お米粒くらいの小さなお花が集まって咲きます。遠くからみると全体がとても明るく見えます。昨日は、青空と雲の様子が奇麗〜と思い乍ら写真を撮っておりました。今日は時折の強風で、枝がザワザワと大きく揺れています。

ホウショウの葉はやや艶のある黄緑色で、すこしウエーブしています。クスノキの仲間ですが、樟脳を採るクスノキより柔らかな香り、爽やかさを感じるリナロールという芳香成分を多く含んでいます。
乾燥させた葉は森のイメージのポプリを作ったりする時に重宝しております。初めてホウショウと出会ったのは敬愛する熊井明子先生のポプリの講座でした。樹木の葉の持つ香りに感動したのでした。