クライドルフ展

先日、渋谷の東急文化村にて開催中のクライドルフ展を花友と観て参りました。植物の妖精の絵は好きなので期待をいっぱい持って・・・素晴らしかったです!
今までシシリーメアリーバーカー、アーサーランキン、ケイトグリーナウェイなどの本を見ておりましたが、原画をみたことはありません。今回初めてクライドルフ展で妖精の絵の原画を観る事ができました。とても嬉しかったし感動いたしました。
クライドルフの絵は水彩の色の透明感が有るとても美しい絵でした。対象となる植物を妖精に変身させるアイデア、バッタや蝶など、一つひとつが細やかに心配りされていて、ストーリーがあり、描かれた植物や動物に対するやさしいまなざしが伝わって参りました。
吉谷桂子先生の妖精のジオラマも素敵でした。一人一人の妖精、表情がすごく可愛らしくて、手にする楽器もぴったりなのです。妖精の衣装もステキ。森の中を歩くとスカートは軽やかに揺れることでしょうね。小さなてんとう虫、苔むした地面の様子、すこぅし暗くて密やかな妖精の住む森の様子が感じられます。さりげなく、目立たなく天井にさげられているクリスタル、その光が木漏れ日、虹と成って森の中に。クライドルフの描く妖精の住む世界がジオラマを通して想像できました。
チラシやチケットも可愛いデザイン。出口近くのお土産売り場には妖精や小人などの小さなスタンプが紙片と一緒に用意されておりました。スタンプ好きとしてはさっそくチケットの裏に押しました。「裏では見えにくいでしょう」と花友がそっと差し出して下さった紙片にもパタパタと。良い記念になりました。O さん、ご一緒して下さってありがとうございます。その後のハンズ探検も楽しかったですね。
お土産に求めた絵はがきを飾って、絵本付きの図録を見て・・・余韻を楽しんでおります。

文化村での会期は7月29日までです。その後、福島県郡山市富山県富山市、神奈川県横浜市に巡回されるそうです。
クライドルフ展:http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_kreidolf/index.html