秋の信州−5(碌山美術館)

最後に訪れた碌山美術館。レンガの壁と色づきはじめたツタが秋の気配を深めとてもよい雰囲気でした。
碌山美術館:http://www.rokuzan.jp/

建物横にある水場。古い樋から植物で覆われた水槽に、午後の光にキラキラと輝きながら水が落ちています。旅人の乾いたのどを潤すように・・・コップが二つ。お水が良い場所なんですね。そういえば、熊井啓監督の映画、酒井美紀さん主演「愛する」も安曇野でロケされています。主人公が歩く小川の土手の道、せせらぎの音が聞こえてきます。主人公の気持ちを思うと今も心がウルウルしてしまう、好きなシーン、好きな映画です。


敷地内の別の場所にもありました。こちらは、大きな石に水が落ちるようになっています。側にある建物の土台はレンガ、壁は木が校倉造りのように組まれています。屋根はびっしりと緑のコケで覆われて。。。安曇野の気候がこのような景色を生んでくれるのでしょうか。


松本に帰る途中、旅のお疲れ直しに開運堂(あずみの菓遊庭)という和菓子店に立ち寄りました。お店の前の広いお庭は樹木園のような風情で遠くの山と一帯に見えました。(今、気づいたのですが、これって空気遠近法?)いただいたお汁粉は小豆がふっくらとして美味しかったです。
開運堂・あずみの菓遊庭:http://www.kaiundo.co.jp/shop4.html

松本から安曇野へ、心に残る旅になりました。お世話になった2人の花友、案内してくださったEさん、誘ってくださったNさん、本当にありがとうございます。