秋の信州−3(松本)

松本から近い浅間温泉、目之湯に案内していただきました。レトロなたたずまいの玄関。建物の中も歩くと少しキシキシ音のする床、古い掛け時計、ガラス戸・・・一つ一つに昭和の香りが漂うなつかしい感じがしました。玄関の引き戸をあけて中に入ると広い靴脱ぎ場があります。靴を戸棚にしまい、受付に。カウンターに数冊の本がおかれていて、その中に松本ご出身のハーブ研究家、桐原春子先生のご著書を発見!嬉しくなりました。
お風呂場は内湯と露天風呂がつながっていて、両方とも檜の浴槽で源泉掛け流しです。長い間に温泉のエキスがしみ込んでいるような木の感触とお湯は肌に柔らかくとてもよい温泉でした。露天風呂からは美しい月を眺めて心身ともにほっこりと温かくなりました。

目之湯:http://www.mcci.or.jp/www/menoyu/
桐原春子先生ブログ:http://d.hatena.ne.jp:80/mitioyoneko/



松本で活躍している花友、Yさんが制作したハンギングバスケット。夏を越して美しく咲いています。白とグリーンだけ、すっきりとしていて素敵でした。お店のご主人が水やり、花柄つみなど、脚立にのぼって毎朝お世話しているそうで、愛情たっぷりが植物にもわかるんですね。


松本城に向かう途中、千歳橋の上に置かれていた巨大なステンレスのオブジェ、サソリ&カブトムシ、キノコもありました! 安曇野在住のステンレス彫刻家の作品とのことです。突然あらわれた銀色に輝く大きなカブトムシにびっくりしました。東日本大震災から元気に立ち上がれるようにとの気持ちを込めたとのことで、11月3日ころまでこの場所に設置されているそうです。
松本経済新聞の記事です
http://matsumoto.keizai.biz/headline/1005/


市内を赤と白の水玉模様のバスが走っていました。「あっ、草間バス!」一目で草間彌生さんデザインと分かりました。世界的なアーティスト、草間彌生さんも松本ご出身ですね。




それから訪れた松本市美術館の入り口広場にはこんなかわいいオブジェが。中にはいると青々とした芝生広場があり、広場に面してレストランがあります。ミュージアムショップも充実していて、草間さんデザインのグッズがいろいろ販売されていました。
松本市美術館
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/




そして、自販機もベンチも、ペットボトルの回収箱までもが赤と白の水玉模様でした!

松本は遠くにアルプスを眺める事ができ、街のところどころに水音が聞こえ、文化の香りに満ちている街ですね。いつかふたたびゆっくりと訪れたいなぁと思いつつ安曇野に向かいました。