球根植物の中でも、ブルーベル、特にイングリッシュブルーベルが大好きです。青いベル型の花はうつむいて咲き、咲き進むと先端はさらに下向きになります。昔、イギリスのガーデン誌で一面にブルーベルが咲いている写真を見て以来憧れ、ブルーベル愛が止まりません。数年前、キューガーデンにて、見渡す限りブルーベルが咲く景色を見ることができたのです。そのときは感激してその場から離れ難かったです。
今、我が家のこの場所に咲いているのは、イングリッシュブルーベルなんですけれど、花穂の先端が上向きのままのブルーベルもありますので（それは、ブルーベルとは呼ばないのかもしれませんが）、ちゃんと見極めたいなーと思っています。
ブルーグリーンがかった葉色のバニラグラスも伸びてきました。このままでは、ただの雑草のように見えますが、クマリンという成分を含んでいますので、乾燥させるとバニラのような、桜餅の葉のような香りを放ちます。イネ科の植物で、日本にも帰化植物となっているようです。
かつて、クッションやマットなどの詰め物に干し草などを利用していた頃、きっとこの草も詰められていたことでしょう。そういう想像をしながら育てるのも楽しいことですね。
