薔薇を飾る

花市場では、ほとんどのお花は10本単位、1種類を10本纏めて一束として販売されます。まれに、一本あたりの単価が高価な場合は5本で一束の事もあります。昨日は、いつも買う仲卸にバラのお花のミックスの束がありました。3種類のお花が全部で10本一束になっていたのでした。顔を近づけたらとても芳しい香りを感じました。市場を一回りして戻ったらまだ残っておりました。ラッキー!この束に決めました。
帰宅後、早速いけて楽しみました。白い花器には白い薔薇、ジョウロには3種類を。
    
      
ピンク色のお花の薔薇はシャンテ・ロゼ・ミサト、白くて小さな薔薇はドミニク・ロワゾー、赤に白の絞りの薔薇はモーリス・ユトリロです。すべてフランスのデルバール社の薔薇でした。今迄知らなかった薔薇なので、ネットで検索してみました。
シャンテ・ロゼ・ミサトはバラの貴公子大野耕生さんが歌手の渡辺美里さんに捧げるためにデルバール社に依頼した薔薇、命名渡辺美里さんご自身だそうです。とても良い香り。大好きなミルラの香りがつよく、その中にハーブの香りも感じられる深みのある香りなのです。
ドミニク・ロワゾーはフランスの有名シェフ、ベルナール・ロワゾー(1951-2003)の夫人名とのことです。
モーリス・ユトリロはデルバール社の画家シリーズの薔薇の1つで、パリの街を詩情ある絵に描いた画家ユトリロの名前がつけられているそうです。
薔薇の名前は本当に興味深いですね。