紅玉のジャム(薔薇色のジャムにバラの香り)

グループ展のオープニングパーティーは大盛況で、Mさんのお料理も夢さんのイタリアンもとても美味しく頂きました。そして、もしかしたら、anzuさん差し入れの美味しいパンもあるかしら・・・と期待して、私は、紅玉で作ったジャムにローズゼラニウムで風味付けしたものを持参致しました。写真はiPhoneで撮りましたが、色が今ひとつ、奇麗に写せなくて残念です。
ローズゼラニウムの香り付けは、食べたとき、リンゴジャムなのになにか違う・・・と感じて頂けるくらいの軽い香りに致しました。
お陰さまで、美味しいと仰って下さるお声を頂きました。作り方を教えて下さいとのリクエストも頂きました。みなさまのお口にあって嬉しかったです。それで、こちらのブログに作り方をアップさせて頂きます。    
材料: 紅玉4個(深さ5cm直径10cmの容器2個分できました。)砂糖、レモン汁
レモン汁は酸味と風味付け、色の変色防止などのために使いました。量はお好みですが、だいたい1/4個分くらいを目安にしてください。砂糖はお好みで加減して下さい。
紅玉は皮も使いますので、できれば有機のリンゴが良いのですが、手に入らないときは、丸ごとよく洗って下さい。もし、皮の表面にワックスがかかっているようなときはさっと熱湯にくぐらせてから使うと良いみたいです。
ボール二つ(果肉用、皮と芯用)に薄い塩水を用意しておきます。
洗ったリンゴは一個を4等分して、皮をむき、タネと芯を取り除きます。切ったそばからそれぞれ用意した塩水につけて色止めします。


皮とタネ、芯を煮る: 皮とタネと芯は塩水から水切りして鍋にいれ、ひたひたの水を加えて砂糖とレモン汁少々を加えて煮ます。焦がさないように注意しながら皮の色が十分にでて、皮と芯についている果肉が柔らかくなる迄煮ます。それをストレーナーで越します。ストレーナーに残っている皮と芯についてる果肉をさらに越します。ストレーナーの下に受けているボールには赤い液と果肉が入ります。


果肉を煮る: 果肉を塩水から引き上げて、薄切りにします。それを鍋にいれ、砂糖、レモン汁少々をいれて火にかけて煮始めます。水は入れていないので煮始めは焦がさないように気をつけます。あるていど火が入ると砂糖もとけてリンゴの水分がでてきます。果肉が柔らかく、へらでかき混ぜると一の字が書けるくらいまで煮ます。


二つを合わせる: 果肉が柔らかく煮えましたら、その鍋の中にストレーナーで越した赤い液体と果肉を混ぜてひと煮えさせて火をとめます。


前もって煮沸しておいた容器にジャムをつめて、ローズゼラニウムの葉を2〜3枚沈めてさめるまで待ちます。途中で味見してローズゼラニウムの香りがしてきたら引き上げて出来上がりです。
ローズゼラニウムはさっと洗い十分に水分をとってから使います。できれば、半日くらいまえにさっと洗って茎の下の方だけが浸かる程度、少しの水をいれたコップにさして水分を乾かすとよいです。水分をとるために拭く時、こすったりすると香りのカプセルを壊す可能性があります。そうすると香りが薄くなるので注意が必要です。
紅玉は皮の色の赤みが強いので色が奇麗にでます。紅玉以外のリンゴを使うときは皮を多めに利用すると色が奇麗に仕上がります。
拙ブログ、2014年11月14日に紅玉の皮を使う方法を書いていますので、よろしければご参考迄にご覧頂ければと思います。この皮の蜜煮からは薔薇色でリンゴ風味の葛湯も美味しくできます。
紅玉の皮の蜜煮:http://d.hatena.ne.jp/LAVANDNOUS/20141114/p1
リンゴの葛湯:http://d.hatena.ne.jp/LAVANDNOUS/20141116/p1