金目鯛の煮付け

お魚料理の中で煮魚も好きです。今日の夕食は金目鯛を山椒の実とささがき牛蒡と一緒に煮付けました。金目鯛を煮る時、普段は斜め切りの牛蒡とショウガを沢山いれてやや濃いめの甘辛に煮ることが多いのです。梅雨に入りどんよりした空模様なので、スキッと煮たお魚が頂きたくなりました。スーパーに茨木産の山椒の実のパックが並んでおりました。庭の山椒の実はもう使ってしまいましたので、このパックを求めました。新牛蒡はささがきにいたしました。いつもの煮付けと目先が変わり、金目鯛のお味を含んだ牛蒡はとても美味でした。(自画自賛お許しを!)
煮汁の色が淡いので味が薄いように見えますけれど、煮汁に身を浸し乍ら頂くとちょうど良い加減でした。薄口醤油と濃い口醤油と両方を使って煮ました。材料は金目鯛二切れ、新牛蒡1本、山椒の実小さじ1〜2(好みで加減なさってくださいね。入れすぎると口中がしびれるかもしれません。)。新牛蒡は美味しいので2本でもよかったと思いました。
新牛蒡はささがきにして水に放してアクをさらし水切りしておきます。お鍋にささがき牛蒡と山椒の実をいれ、お水をひたひたより多めに入れます。火を付けて牛蒡が7分くらいまで柔らかくなるように煮ましたら、煮汁に味をつけます。日本酒をたっぷり、薄口醤油と濃い口醤油、味醂か砂糖で好みの味に整えます。多少煮詰まるのですこし薄めが良いと思います。
煮汁が沸騰してきたら火を弱めて牛蒡をお鍋の片側に寄せて空いた所に金目鯛を入れて落とし蓋をして中火〜弱火くらいで煮ます。お味見をして牛蒡にしっかり味がついていたら火をとめて少し休ませてから盛りつけました。
山椒の風味が口中に爽やかな風を運んでくれるような煮魚になり、煮汁もすべて美味しく頂きました。