観劇(坂東玉三郎初春特別公演)

京橋にあるル テアトル銀座にて公演中の坂東玉三郎初春特別公演を観て参りました。
演目は「お年賀 口上」と「妹背山婦女庭訓」でした。口上は新年のご挨拶と玉三郎さんがこの公演を開催なさるまでのお話などでした。口上の最後に声を張り上げてご挨拶なさったとき、声の調子の変化にドキッとし、長年培われていらした芸の力を感じました。
「妹背山婦女庭訓」のお三輪の役はかつて20歳の時に演じられたそうです。その時演じた玉三郎さんのお三輪を三島由紀夫が絶賛したとパンフレットに書かれていました。それから42年の年月がながれ今回の舞台となったそうです。玉三郎さんが登場すると舞台が一層華やかになりました。美しい女形でした。



初春公演らしく劇場内は玉三郎さん直筆の「龍」の字が書かれた凧や餅花、繭玉などが飾られていておめでたく華やかな雰囲気でした。休憩所のベンチには緋毛氈が敷かれ歌舞伎公演らしい工夫がなされておりました。









  お正月公演にはやはり獅子舞!ですね。