古代ギリシャ展見学

 台風10号の動きが気になりますね。先週はゲリラ雨に悩まされましたし、お天気が早く落ち着くと良いですね。
 青空が見えた先週の金曜日、國立東京博物館 平成館で開催中の古代ギリシャ展を観に出かけて来ました。8月14日の新聞記事で金細工のマートルの花冠が展示されていることを知って、観に行きたいと思っていたのです。
    
 植物がモチーフになっている王冠は4つ展示されていて、二つは木蔦、二つはギンバイカ(マートル)でした。
 二つあるギンバイカの花冠の一つには小さくコロンとした果実がついています。もう一つは葉だけの構成でした。
 一枚、一枚の葉は薄くのばされた金の板から形づくられ、それぞれは細い金線でつなげて王冠に纏められておりました。今、私達が作るとしたら、フローラルワイヤーとテープで簡単に作れますが、そのような物が無かった時代の技法、繊細な作りでした。本当に美しく、2500年という長い年月を経てもなお眩く輝いておりました。
 この花冠の解説には「ギリシャに自生、葉と花は、美しさと若さを象徴。アフロディテや結婚とかかわりがある。花と葉のモチーフは若い女性の墓で多く発見されている。」と書かれておりました。
 写真は、記念に求めたギンバイカの花冠がデザインされたクリアーファイフと絵はがき、出品目録など。
 会期は9月19日迄、月曜日は休館ですが、最終日の9月19日は開館です。第7章、マケドニア王国のコーナーに展示されております。
http://www.greece2016-17.jp/highlights