年賀状の印刷

お年賀状をやっと書き始めました。いまからでは元日の配達は望めないかもしれませんね(スミマセン)。
ここ数年は、年賀状の印刷は近所のお店にお願いしています。ご夫婦で営まれている活版印刷の印刷屋さん。一文字ずつ活字を拾い、印刷します。でも、諸般の事情で来年の夏頃に閉店予定とお聞きしました。お願いしてお店の中を写させて頂きました。
    
活字が並んでいる大きな棚の横に印刷用の機械。機械は三台。使い込まれ、手入れされて、取っ手などはピカピカです。
    
文字が並んでいる棚はスライドできるようになっているのですが、鉛製の活字はとても重く、一枚の棚を動かすのも大変です。東日本の震災の時には、この棚から文字が落ちてしまい、後片付けはとても大変で、一部はもとの棚に収めずに・・・だったそうです。
    
    
別の機械の一部に細い竹が並んでいます。これは?とお聞きしましたら、紙を送るものだそうです。インクがしみ込み、使い込まれている様子がよくわかります。
奥様は主に活字を拾い、80歳を過ぎていらっしゃるご主人は印刷担当。活字を選び、すっきり奇麗にみえるよう何度も試し刷りをして微調整してくださるプロ意識に徹したお仕事ぶりなのです。
お店にはメダカも沢山いるのです。メダカを観て、奥様とおしゃべりするのも楽しみにしているのですけれど・・・。今迄のご縁に感謝。今年の年賀状は例年より感慨深く書き始めました。