アグリツーリズモ @トスカーナ

イタリアで宿泊してみたいと思っていたアグリツーリズモに泊まることができました。
建物の奥に宿泊棟やお庭が広がっていたのですが、この時はとても想像できませんでした。私たちは、この建物のお部屋でした。三階の右二つの窓は私が泊まったお部屋の窓でした。
    
    
カーサ・ビアンカの入り口。幹線道路からこちらに至る道は周囲には畑や林しかない狭い道路を通ってきました。この佇まいを見て嬉しくてワクワク。
    
    
ロビーでチェックインをすませてお部屋の鍵をいただき、中に入りました。まあ、広い!メゾネットのようになっていて、ドアをあけるとソファのあるサロン、階段をあがるとバスルームと寝室。一人で一泊、なんともったいない。この時間を精いっぱい楽しみましょうと思ったのでした。そして、そうなったのです!
    
    
寝室の窓からはトスカーナの風景が広がります。ご門のところには私たちのバスが停まっているのが見えました。    
    
       
夕食を頂いたレストラン。こじんまりしておりましたが、白いクロスのかかったテーブルにはお庭からつんだ草花が飾られて、心和みました。
    
    
お食事の途中で、ボーイさんが今、夕日が奇麗ですよ!と声をかけて下さったのです。皆でレストランの外のテラスに移動。地平線に大きな太陽が沈んで行きます。レストランの壁には夕日が反射して奇麗。
    
お食事が終わり外にでると、明るい月と満天の星。よい一日に感謝。
    
    
翌日の朝食のレストラン。キャフェテリア方式ですがあたたかな飲み物はウエートレスさんが好みを聞いて運んでくれました。テーブルには生ハムやチーズ、果物など。パンを焼くトースターが面白かった。パンを挟んだ器具をトースター(電気オーブン?)に入れてパンを焼く方式でした。
    
    
朝食後はテラスでゆっくりとお茶を楽しんでからお庭を散策。ご門の横にはチャペルもありました。
    
    
勿論、プールも!プールとその左側に広がる風景。
    
ピザを焼く窯も。
    
発見!ツバメの巣。帰宅しましたら、我が家の近所にもツバメが巣を作っておりました。
    
フェンスの向こうには黄色いエニシダが満開。
    
手間に見えるフワフワした緑の植物は野生のフェンネルだそうです。
    
    
    
    
ラヴェンダーも至る所に植えられていました。このラヴェンダーは中心で幹が裂けてなお元気に花穂をつけていたのです。
    
野生のウスベニアオイ(マロウ)の花。昔、私がハーブを勉強始めた頃は、ウスベニアオイはこのお花でした。最近はもっと丸みのある花弁で花色も濃いものが多く流通するようになって、このようなお花は見かけなくなり淋しいです。
    
売店でうられていたオリーブオイルや蜂蜜。こちらの農園産だそうです。ハチミツを買いたいなと思いましたが、重さにあきらめました。
あっという間に楽しい時間は過ぎて、出発。バスに乗っていざ! ローマへ。
    
わき水が有るようで、お水を汲みに来ておりました。前日も見かけましたので、美味しいお水なんでしょうね。ペパーミントグリーンの車が可愛かった。
    
    
葡萄畑の端に植えられている薔薇。フェンスの手前にはローズマリー
参考書で、葡萄がかかる病気などを早く発見するために、薔薇を葡萄の畝に植える・・・と読んでいたので、その実例を見ることができてすごく嬉しかった。葡萄が病害虫の被害を受ける前に薔薇が先にやられるので、それを見ていち早く葡萄の予防・対処するそうなのです。
私たちが写真を撮れるように、親切なルチアーノさんはわざわざバスを停めてくれたのでした。感謝。