東北へ−2

4月22日、朝8時45分に盛岡駅に到着後すぐに駅前からレンタカーにて宮古市をめざしました。花いっぱいキャンペーンでお届けしたり植えたりした草花たち、その後を見学する旅です。
    
宮古市内の街路樹の一つはアメリハナミズキ。この木も津波で木全体が海水に浸りました。一部の枝は枯れましたが、花をつけ始めています。この木を見守っている地域の方も安堵した様子でした。逆光でシルエットの写真になって見にくいですね。スミマセン。
    
    
赤前保育園の園児たちも先生方もチューリップが咲いたことを喜んでくださっておりました。自分が幼稚園生の時は大きくかんじていた遊具はこんなに可愛かったんですね。運動神経鈍いので、あの時出来なかった鉄棒は今も苦手。
    
宮古市内にある老人施設です。入り口の戸にはまだ身元のわからない方の似顔絵のチラシ(オレンジ色の紙)が貼られています。写真ではなくて似顔絵。津波で損傷されたご遺体が忍ばれ、胸がいたくなりました。この似顔絵をお描きになった方の心中も、おつらかったことでしょう。早く身元が分かりますよう祈ります。
    
咲いた、咲いた、チューリップの花が。沢山のチューリップが奇麗に咲いておりました。駐車場に干してあるのはお座布団。気持ちよく座っていただけますね。
    
施設のお庭にもチューリップ!ガラス戸越しに室内からもよく見える場所です。
    
    
山田町にあるFさんの敷地。小高い丘(というよりお山)の頂きへ続く道(元々出来ていた道ではなくて、津波の後、開墾して作った道)沿いに咲いていた水仙。すごく奇麗でした。所々に桜の若木がうえられています。木の株元には石のプレートが置かれ、寄付なさった方の名前が刻まれているのです。
桜は、桜並木ネットワークにより寄付された苗木です。どなたでも寄付することができます。是非、下記HPをご覧頂ければと思います。桜の木に名前のプレートをつけなくても、どこに植えられたかは知らせていただけます。いつか桜に会いに行きたい。
桜並木ネットワーク:http://sakuranamiki.jpn.org
    
    
奇麗に咲く水仙から目を遠くにやるとまだこんな景色も残っているのでした。  
    
道を昇って行くと急に開けて、遠くに海が臨めました。
    
Fさんがこれから植えられる桜の苗木とプレートが準備されていました。それがとても重い!これを山の上の方迄運ぶのはご苦労がありますね。Fさんは、山田町で津波の被害でお亡くなりになった823人分の桜を植え鎮魂するとのことでした。
    
一日目の最後に訪れました大槌町にある通称ローソン花壇。コンビニのローソンの側にある花壇なのでローソン花壇と呼ばれているそうですが、お花の寄付(花いっぱいキャンペーンのチューリップ、他)、植え込み、それぞれローソンとは関係ない団体のようでした。ちょっと複雑ですけれど、ここもチューリップやビオラが満開。
    
旅のお楽しみは食べること。宮古市内のお店でランチにいただいた海鮮丼。昨年も頂きましたので、二回目。今年も美味しく頂きました。ごちそうさまでした。