笹本恒子さん100歳の写真展@横浜

日本で最初の女性報道写真家としてご活躍の笹本恒子さん。100歳になられた現在も現役です!素晴らしいですね。その笹本さんの報道写真の展覧会が横浜市にある日本新聞博物館にて6月2日まで開催中です。(好評で会期は6月2日までとなりました。)
案内を見たときから「行きたい!!」と思っておりました。敬愛する熊井明子先生の講座で招待券を頂く事ができました(感謝)。今日、横浜まで一人ドライヴして見学して参りました。午後遅めの時間でしたが、会場には沢山の方が訪れておりました。
    
写真展は4部構成になっていました。「明治時代の女性たち」「あの時代あの人」「笹本恒子が見た時代」「いつまでも現役・・・笹本恒子の今」戦前、戦後、昭和から平成へ、女性ならではの視点で写された写真は優しく、その時代の匂いが濃く表されているなぁと思い乍ら見学しておりました。背景に写っているものたちに「そうそう、こんなの有ったわ」なんてなつかしく思ったり。
それにしても、女性の地位が十分に確立されていない時代に重いカメラ機材を持って取材に飛び回られ、100歳になられた今も現役なのですから敬服いたします。
ご著書を二冊、記念に買いました。そうしたら「100歳のファインダー」のご本の中にラベンダーの恋人というタイトルで富田忠雄さんのお写真があったのです。 まぁ、なんというサプライズ!!北海道新聞社から写真と文の連載を依頼された時、日本にラベンダーを広めた富田忠雄さんを最初にと思われたそうです。
「99歳 現在進行形ね」には「楽しく生きる心がけをお話しします」とサブタイトルがついております。明るく元気に生きる秘訣が沢山つまっているご本。一気に読んでしまいました! なかでも、今お洋服のお店でアルバイトさせて頂いているので、「年齢を重ねたらなおさら、どんどん冒険して色を見方につけましょうよ。自分をきれいに見せることをあきらめてはいけません」にとても共感を覚えましたし、装うことにポジティブになれました。
Shadeのお洋服をデザインなさっていらっしゃる吉谷桂子先生も「明るい色のお洋服を!」と常々仰っていらっしゃいます。 本当に! 私のようなShade世代は明るい色のお洋服で颯爽と町を歩きたいですね。
そして、笹本恒子さんも熊井明子先生も、お年を重ねられてなお凛としてご自分の道を極めていらっしゃいます。多いに見習いこれからの人生をよりよく生きたいなと強く思ったのでした。