賞味期限付き!?コラージュ

昨年秋、河田ヒロ先生のコラージュクラスの第二回グループ展に出品させて頂いた作品、タイトルは「愛しきものたち」です。
庭の植物と思い出の品をコラージュ致しました。
クレマチスの花後の穂、ネコジャラシ、末枯れたアジサイ、スズラン、スリーコーナードオニオン、クリスマスローズ等。
ポプリ用の花材として集めていたものも有り、植物達はもうセピア色に変わったりしております。時の経過とともに移ろい行く姿も楽しみたいなと思っておりますが、いつかはハラハラと崩れるかもしれません。それなので、賞味期限付き作品となりました。会場では額を縦にして飾っておりました。

お花のように見えるのは、アルジェリアサハラ砂漠の地中深くから産出されるサハラローズと呼ばれる石(砂漠の砂が塊り、その姿が薔薇の花のように見えます)の残欠です。
その中央にある黄色いものは、ガラスの破片。昨年、花いっぱいキャンペーンのボランティアに参加した時、陸前高田フラワーロードの花壇にお花を植える穴を掘っていたら見つけました。埋もれて土にまみれていたものを頂いて参りました。
この黄色いガラスにどのような物語があったのでしょう?今は、コラージュの中で奇麗に輝いております。

拙ブログ(2012.4.1)でもご紹介させて頂いた末枯れた山アジサイもコラージュ致しました。萼片が一つとれていた所にはキモッコウバラの蕾みを付けました。右上の白いお花はスリーコーナードオニオンです。

このように、思い出の品を一つの作品にコラージュする事が出来てとても嬉しかった。パーツの一つ一つを見ているとその頃を思い出して感慨深いのです。