バレーくるみ割り人形

クリスマスの昨日、熊川哲也さん率いるK−BALLET COMPANYのくるみ割り人形を観てまいりました。
会場は赤坂ACTシアター。昔の勤め先が赤坂見附でしたのでTBS会館のあたりも時々ランチにでかけたなつかしい場所でした。TBS会館は取り壊され、シアターや複合ビルが新しくできたと聞いてはおりましたが、周囲も含めてその変わりぶりに驚きました。

K-BALLETのくるみ割り人形を観るのは二回目です。今回もとても素晴らしかった。熊川さんのバレーに対する真摯な思いと熊川流解釈による演出が一段と冴えて夢のようなファンタジーの世界に私たちを誘ってくれたのでした。答えるようにバレーダンサーの皆さまは大熱演でした。クララ役の神戸里奈さんが愛らしくてお役にぴったりと思いました。

ヨランダ・ソナベンドさんデザインの衣装、レズリー・トレヴァースさんの舞台美術、今回も素敵でした〜。デザインもですが、特に色遣いに魅かれました。シンデレラの舞台を観て以来このお二人のファンになっておりました。シンデレラはオーチャードホールにて2013年3月6日から10日まで再演されます。既にチケット入手!!今からとても楽しみなのです。

色の濃淡、強い色と柔らかな色の対比、そして、キラキラと輝く舞台、ファンタジーの世界を色でも表現なさっていると感服いたしました。
アンコールの最後には、突然パーンという音、上手と下手からクラッカーが打ち上げられて銀色のテープが客席に飛び出してきたのでした。あっと驚く仕掛でした。

この公演では、音楽はオーケストラの生演奏では無くて特別録音されたものでしたが、踊りとぴったりあっておりました。ただ、開演前に楽団員の方がなさる音合わせの音が聞こえてこないのは少し寂しいなと思いました。開演前のざわめきの中にときどきバイオリンやクラリネットの音等がきこえてくるあの雰囲気がとてもすきなのです。

でも、でも、本当に本当に素敵なバレー、夢の世界でした。お陰さまで年末の一日、クリスマスの楽しい時間を過ごすことが出来ました。これにて年内のイベントはめでたく終了。これからは新年を迎える支度に精をだします!元気を頂きました。感謝。