ヒルガオとコヒルガオ


多分・・・ ヒルガオCalystegia japonica Choisy


多分・・・ コヒルガオCalystegia hederacea Wall.
7月10日の拙ブログにヒルガオのことを書いたのですけれど、ちょっと気になって調べてみました。自宅の周辺で見かけるヒルガオには2種類ありました。ピンク色一色のお花を咲かせるものと淡いピンクと白のツートンカラーでやや小振りなお花を咲かせるものです。
前者はヒルガオCalystegia japonica Choisy)、後者はコヒルガオCalystegia hederacea Wall.)、のようです(実物鑑定は難しいので・・・)。二つは、ひるがお科、ヒルガオ属、つる性の多年草です。お花の形の大小、葉の形など見分けるポイントはいくつかあるようです。どちらも漢方や民間薬として利用されるとのこと。それならば、和のハーブですね。
原色牧野和漢薬草大図鑑(北隆館)には、コヒルガオ(P429、813.)ヒルガオ(P430、814.)の解説がありました。ヒルガオは「施花(せんか)」という生薬名を持ち、薬用成分、薬効、花期に地下茎を含む全草を収穫して利用する方法などが紹介されておりました。
ヒルガオヒルガオの若芽は食用できるそうです。「身近にある薬草(パッチワーク通信社)」という本には、ヒルガオを薬用する方法や若いツルと葉を食用する方法(おひたし、天ぷら、酢の物など)が紹介されておりました。
身近な草にも薬効成分を持つ植物はいろいろと有り、どんな植物もなにかお役目を持って地球上に生息しているのですね。