三冊の本

これからの人生、どのように暮らしましょう。どの本も読む度に心に響く言葉がたくさん詰まっています。

「好奇心ガール、いま97歳」の著者、笹本恒子さんは1914年生まれ、26歳で日本で最初の女性報道写真家となられ、20余年の小休止のあと71歳で写真の世界に復帰なさいました。表紙の若々しい笑顔が素敵ですね。
「堀文子のことば ひとりで生きる」著者の日本画家堀文子さんは1918年生まれ、81歳の時ブルーポピーを求めてヒマラヤまで旅されました。勇気づけられる本でした。
「人生は万華鏡」の辻輝子さんは1920年生まれ、女性陶芸家の草分けで、万華鏡作家としても活躍されています。本の横に移っている万華鏡は辻輝子さんの作品です。辻さんにはお目にかかったことがあるのですけれど、気さくに優しく接してくださったことが忘れられません。
笹本恒子さん、堀文子さんは90歳をすぎた現在もお一人暮らしとのこと。自由と孤独、凛として一人での生活を選ばれ、日々の暮らしを楽しまれていると感じました。みなさま、現役でお仕事をなさっているのですからご立派で敬服いたします。「好奇心」「あきらめない」「好きなものを持つ」「夢」「感謝」「感動」これからの日々をゆたかに過ごすためのキーワードをたくさん見つけることが出来た本でした。