秋は美味なる物が多い季節ですね。秋の一日、赤坂にある日本料理のお店「松川」さんで美味しい和食を頂いて参りました。焼いたグジの上に載っているのは蓮根をすり下ろしたものだそうです。食感がいつも頂いている蓮根とは違っていました。とても弾力と甘みがありました。
その蓮根は加賀野菜の一つ、加賀蓮根だそうです。つなぎを何も入れることなく、すり下ろして火を通すだけでしっかりとかたまり、アクも出ず、色も黒くならないそうです。
最後にだしてくださったお雑炊。黄菊と梅干し、黄菊の色がとても美しくて、お椀のふたを取った瞬間、「わ〜奇麗！」と歓声があがりました。菊の花の香りと食感、梅のほのかな酸味がよく調和してさらさらと大変美味しくいただきました。
先付けからお菓子まで、季節を取り入れたお品書き。丁寧な下ごしらえ、確実な料理技術、美しい盛りつけ、お店のたたずまい、骨董の器にさりげなく飾られた季節の花・・・プロの技を堪能できた口福な一日になりました。ごちそうさまでした！
