渋谷区神宮前にあるブティック、shade は、先ほど最後の営業が終わりました。
shadeは、英國園芸研究家の吉谷桂子先生がデザインなさったお洋服やグッズを販売しておりました。
着やすくて大人の女性が輝いて見える、美しさと機能性を併せ持つ素敵なお洋服が揃っているお店でした。
店内のディレクションは、ご主人様の吉谷博光氏。ブティックは、お店の中に文化の香りが感じられなくては・・・とのコンセプトでお店づくりはなされていました。
床に見えるお花のサークルは庭に住む妖精がダンスしたあと。。。
試着室の鏡の前にも。鏡に映ることによってサークルに見える仕掛。遊び心ありますね。緑色のふかふかの絨毯は野原のイメージ。気持ちよく試着できます。壁は、壁紙ではなくて、一つ、ひとつ、手でステンシルされているのでした。
オープンから２年半ほど、私もアルバイトさせて頂きましたので、このお店が無くなるのはすごく淋しいです。ビルは老朽化で取り壊されるそうなので致し方ありませんけれど。
この年になって、新たなことにチャレンジしたいと思っていたとき、尊敬する吉谷桂子先生のブログでこのお店のスタッフ募集を知り、応募して採用して頂きました。本当に感謝しております。
桂子先生のお仕事振りを拝見し、勉強になりました。多くの方との良きご縁も頂きました。人生の後半で、今迄知らなかったことを沢山経験できました。
shadeは、単にお洋服を販売するだけのお店ではありませんでした。桂子先生がデザインなさるお洋服を纏うことでオーラを感じ、感性が磨かれ、ライフスタイルもアップする、そんなお店だったように思います。そして、お店に集う人々は素敵な方ばかりでした。
今頃、あのショウウインドーは、バレリーナもトルソーも消えてがらんとしているのかしら。切なく淋しい。でも、shadeは次なるステップへ。もう始まっているそうです。吉谷桂子先生ならではの素敵なお店になりそうな予感。。。楽しみに待っております。
桂子先生、スタッフのみなさま、ありがとうございました。
