先日の長野ツアーにて最初の見学地は、八ヶ岳中信高原国定公園内の奥蓼科温泉入り口にある御射鹿池（みさ（しゃ）かいけ）です。池と申しましても、農業用温水ため池だそうです。
湖面には空や雲、周囲の木立が映り込んで美しい景観を楽しむことができます。湖面の深い青緑色は、この池の水は酸性なので、酸性を好む苔が湖底に繁茂しているからだそうです。その為に周囲の景色は美しく湖面に映り込んで見えるのだそうです。
そして、この池は東山魁夷画伯の絵画「緑響く」のモチーフになったと言われています。眺めていたら、静かにあの白馬が現れそうな気配を感じました。
向こうから水鳥がすーっと現れて私たちの目の前迄やって来てくれたのでした。
湖畔では薄紫色の花を咲かせているギボウシ、サワギキョウなどの草花も観ることができました。
こちらのため池は、ただのため池ではなくて、由緒正しきため池！名前の由来は諏訪大社の神事にあるそうなのです。農林水産省のため池１００選にも選ばれています。四季折々に美しい景色を楽しめる場所なのですね。
