スカーフ大好き

私とイッセイミヤケのお洋服との出会い(なんだか馴れ馴れしいですね、イッセイミヤケ様、申し訳ございません。)は35、6年前に買ったこちらのスカーフでした。
    
夫の仕事の関係でアルジェリアに駐在していた時、休暇で訪れたパリ。サンジェルマンのマルシェの近くに有ったブティックがイッセイミヤケのお店でした。(確かその辺りだったと記憶しているのですけれど。)
素敵なお洋服が有りましたが、着こなす勇気もなく、予算的にも合わなくて、このスカーフを買いました。生地の感じ、鮮やかな色使いなど、特にフチのストライプの部分に魅かれてこのスカーフに決めたのでした。
和服のような生地や色彩、とても日本的な感じを持ちました。また、身につけるときに、たたむ部分によって模様や色の出方が違うのでコーディネートの楽しさも感じられます。
デザインは森の中に住んでいるお猿さんたち。ですから12年に一度、申年のときには身につける回数の多いスカーフなのです。
このスカーフを身につけたり、眺めていたりするとあの頃にタイムスリップしてなつかしい気持ちがつのります。そして、このスカーフとの出会いから、装う品のなかでもスカーフやストールなどの巻物が大好きになったのでした。