ホウショウ

一昨日は時折、物凄い雷雨があり天候がめまぐるしく変化した一日でした。昨日も今朝も快晴。雨であらわれた木々の緑は輝いてみえます。
    
ホウショウを植えたのはいつだったのか??もう記憶が遠いのですけれど、木は確実に年月を経て隣家の二階に届く程に大きくなりました。
二子玉川高島屋にはかつて屋上に園芸コーナーがあり、たまに珍しい苗も売っていたのです。このホウショウもそうでした。鹿児島県は開聞岳の麓にある香料園からの苗でした。
ポプリを作る時にこの葉を乾燥させて使うレシピを教えてくださったのは敬愛する熊井明子先生。材料を自分で育ってて作ってみたいと思っていたので、園芸コーナーで見つけたときは嬉しかった。早速求めて植えたのでした。
    
今時分には、とても可愛い花をつけます。木全体がぼーっとクリーム色にみえます。ホウショウはクスの亜種または変種とされています。木の幹はクスのようですが、クスよりも優雅な感じで、葉は明るい緑色で縁はやや波打っています。葉からは精油が生産されていますね。香りはクスよりも柔らかく爽やか。リナロールという成分を沢山含んでいるからだそうです。リナロールはハーブのラベンダーやタイム、柑橘類、ゼラニウムなどの花にも含まれている成分なのです。暖地で育つようなのですけれど、東京でも大丈夫ですね。