整理整頓!新聞記事より

先日の朝日新聞に挟み込まれていた Globe Oct.20-Nov.2,2013 の中に興味深い記事がありました。ご覧になった方も多いかもしれませんけれど、簡単にご紹介させて頂きますね。 
記事によると、
自分をきちんと律することが出来る人は食生活も健康的で、だらしない性格の人より長生きする。また、職場では整理整頓をして働くという通説があるそうです。では逆に、整理整頓が出来ている環境におかれるとだらしがない性格の人の品行が改まるのか?という問題についてミネソタ大學の研究者が取り組んだそうです。その実験結果は最近「サイコロジカル・サイエンス」電子版に発表されたとあります。    
    
奇麗な部屋と汚い部屋に分けていれられた学生に「ピンポン珠の新しい利用法を考えよ」という課題を与えました。結果は、汚い部屋に入った学生の方が創造性溢れるピンポン珠の使い方を編み出したそうです。
この研究チームを率いる行動科学の専門家で、ミネソタ大學のカスリーン・ボース氏の研究によると、散らかり放題の職場は独創性をはぐくみ、何か新しいことを見つけようとする探究心に火をつける、という結果になったそうです。ボース氏や共同研究者らは、「ごちゃごちゃした環境の方が、人々に伝統の殻を打ち破る力を与えるようだ」と結論づけ「その力が、これまでになかったような洞察のみなもとになる」という。

この記事を読んで、我が家の散らかりぶりにエクスキューズができる!と一瞬喜びました。でも、日常生活では、片付けをしなくても良いということにつながらないのかもしれないと思い直しました。
仕事でアイデアを考えている時には、自然と身の回りに色々な物が出現してきて乱雑になってしまいます。そんな空間から良いアイデアが浮かぶということなのかもしれません。でも、普段の生活はほどよく片付いたお部屋で気持ちよく暮らしたいなぁと思います。昨日も朝から居間の片付けをしておりましたが、最近はなかなかはかどりません。出てくるものについ手がとまったり、だんだん根気も続かなくなって一カ所を片付けるのに以前よりも時間がかかります。年のせい? 部屋の空気感に濁りが無い、良い気が流れるように心がけたいなといつも思うのです。