テーブルウエア展 & ビネグレット

東京ドームにて開催中のテーブルウエア展(2月11日迄)を見学してまいりました。水道橋駅からドームに向かう途中、キャーという声に周囲を見たら、冬晴れの空に傘のようなアトラクションの乗り物が上下していました。

今年は、会場内にハンギングバスケットが飾られていて、花友Nさんもご出品なさっているのです。

Nさんのお作品「シックに装って」。日が射さない、風も通らないドームの環境を考慮して植物をえらんだそうです。タイトル通り、シックですてきなハンギングバスケットでした。飾られているハンギングバスケットは販売されるそうで、数々の受賞歴のあるNさんのハンギングバスケットは初日に早々と予約されたそうです。さすがですね。

最優秀賞と東京都知事賞をダブル受賞なさった作品「自然のめぐみに育まれ 〜 親子クッキング・友情のランチ 〜 」。ご受賞、おめでとうございます。明るいさわやかなコーディネートと思いました。

今田美奈子さんのコーナーです。テーブル一面に並べられたカップ&ソーサー、スプーン。圧巻でした。

川崎景太さんのコーナー。植物が素敵に、効果的に使われており、勉強になりました。


テーブルウエア展は、初めて見学しました。展示はもちろん興味深く楽しく見学しましたが、陶磁器、漆器、銀器、ガラス製品などいろいろなグッズを販売するお店の種類がとても多くて驚きました。

アンティークショップの出店も多く、あるお店では、1800年代にバーミンガムで作られた銀製の「ビネグレット」がショーケースに三つ並んでおりました。しかも、とても珍しい形なのです。

一つは、小さな、小さなハンドバッグのような形で薔薇の模様がレリーフになっているのでした。内蓋は、繊細な彫りで美しい透かし模様になっています。それはもう、素晴らしいものでした。
二つ目は、ときどき見かける四角い小さな箱形、でも、本の形!になっているのでした。
三つ目はコーヌコピア型でした。一方は香り酢を入れるために細工され、片側の細い方は、お手紙などをシールするためのスタンプになっておりました。

本当に珍しものでした。サプライズでとてもうれしかったです。高価な品でしたから、目によーく焼き付けて帰ってまいりました。眼福となりました。Nさん、チケットをありがとうございます。

テーブルウエア展:http://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/


ビネグレットとは、スポンジ等に含ませた香り酢を入れるための小さな容器です。かつて、淑女は気付け用に持ち歩いていたそうです。銀製なのですが、酢を含ませたスポンジなどを入れるので、内側は金張りになっています。