12月8日の庭から

やっとドウダンツツジが美しく色づいてきました。花の無い庭に色を添えてくれます。右側の緑の葉は金木犀です。ドウダンツツジの葉色が金木犀の花のように見えます。


白萩はすっかり葉を落としました。枝の間からクチナシと色づいたシダが見えます。


東京ガーデニングショーでポール・スミザーさん関連のお店で求めたシダ。あれから何年経つのでしょう。ずいぶん大きくなりました。シダは緑の葉がゆったりと広がる姿も良いのですが、秋の色づいた葉もまた美しいと思います。


白ヤマブキ、末枯れた百合、ススキ、ノイバラの赤い実、写真では美しさがよく分からないかもしれませんが、こんな庭も好きです。


白ヤマブキの葉はせつない色に、実は相変わらず漆黒です。


藍色の和鉢に入れたミセバヤ、美しい色のグラデーションになりました。


マンリョウは鳥からのプレゼント。赤い実がきれいですね。


原種の白いシクラメン、花の咲いた後、茎はくるくるっと渦巻きに。その先端につく種実の先は鳥のくちばしの様でなんとなくユーモラスに見えますね。

雨が降る前に写した写真です。午後からの冷たい雨にうたれた桜の落ち葉から漂う香り、「あ、クマリン!」と心が反応しました。桜の花はほとんど香りが感じられませんけれど、落葉した葉からは「クマリンの香り(桜餅のような香り)」が漂います。それも雨に打たれた時の方がよく香るように感じます。雨が降ると桜の葉の香りがたつこの時期、寒いのですけれど雨も好ましく思えます。