花のインスタレーション

昨日、知り合いの方のお呼ばれで綱町三井倶楽部で開催されたベルギーのフラワーデザイナー、ダニエル・オスト氏によるフラワーインスタレーションを見学して参りました。オスト氏は世界的なフラワーアーチストでデザインの緻密なことから花の建築家とも言われています。今回のインスタレーションは、過去に綱町三井倶楽部で開催された時のデザインを再構築なさって新しいものにつくられておりました。

オスト氏はこのイベントを開催するべきか否か大変悩まれたそうですが、ご挨拶状には、

『チャリティーの為なら・・・・過去を遡り再構築を試み、ふたたび創造し、新たに何かを生み出すこと。東日本の被災地の皆様、そして日本が、いま、まさにそれに取り組み、必ずや実現されることでしょう。・・・自然の怖さを知らされても、自然の美しい花が咲き、いまわたしがここで慎みと祈りを込めてつくった作品を、「希望の花」として、皆様に捧げます。』

と開催までに至ったお気持ちを書かれています。

各室内の装飾にマッチした花のインスタレーションはデザイン、配色、花々の選択などどれも見事で、花のインスタレーションが置かれることでそれぞれのお部屋はよりいっそう優美に輝いておりました。

歴史有る建物と素敵なフラワーインスタレーションで素晴らしい初夏の夕べを過ごすことができました。Kさん、Sさん、ありがとうございます。

綱町三井倶楽部は大正時代に三井家の迎賓館としてジョサイア・コンドルにより設計され、現在は三井グループの会員制倶楽部となっているそうです。
http://www.tsunamachimitsuiclub.co.jp/index.html