足立美術館−2(茶室)

お茶室のパンフレットによると、足立美術館のお茶室「寿立庵(じゅりゅうあん)」は、小堀遠州作の桂離宮、茶室松琴亭のおもかげを写して建てられているそうです。茶室開きは、昭和56年12月吉日、裏千家お家元千宗室氏ご夫妻をお招きしてなされました。茶室の庵号は、お家元の命名により、足立美術館の館名にちなんで「立」の字がつかわれました。お茶券を購入すると係の方が案内してくださり、説明をしてくださいました。写真撮影は許可されておりました。  

    
ご門をくぐるとお茶室に。

    
腰掛け待ち合いからお庭を眺めました。

    
三畳台目のお茶室。壁が黒っぽいのは、油壁と言い、壁の中に菜種油が仕込まれているからだそうです。

    
襖の引き手は、船の櫓の形で、桂離宮にちなむそうです。

    
市松模様の襖も同じく桂離宮にちなんでおります。奥に見える広間でお茶を頂きました。

    
床の間には秋草が生けられておりました。

    
緑風という名前のお菓子。中に栗が入っていて、程よい甘さで美味しくいただきました。
旅の途中、お庭をめでて一服のお茶をいただき心和む時間でした。