おいり

    

昨日、河田ヒロ先生のコラージュクラスの類友、anzuさんから頂きました讃岐の銘菓「おいり」です。

5色に彩られたころんと丸く愛らしいお菓子のルーツは、天正15年(1587年)頃、讃岐国丸亀城主・生駒親正公へ姫君のおこし入れが決まった時にあるそうです。領下のお百姓はお祝いに5色の煎りものあられを献上いたしました。それをとてもお気に召された殿からご褒賞賜ったとのことです。
以来、婚儀の折にはおめでたいお煎りものとして一般に知れ渉り、お煎りものを略して「おいり」として西讃岐地方には、今も婚儀の時には絶対欠かせない嫁入り道具の一つとなりお嫁さんのお土産としてご近所へ配られ、披露宴のお膳にも付けられているそうです。今日では慶事全般で重宝されているお菓子だそうです。(箱の中に入っていた郷土風習「おいり」の栞より。)

口に入れるとほんのりと甘くふわ〜っと溶けます。まるで春の淡雪のよう。
箱の蓋は紅白、白い部分には亀甲と鶴の模様が付いていていかにもお目出度たい姿です。蓋をあけると愛らしい5色のおいりがでてきて思わず歓声をあげてしまいました。anzuさん、ありがとうございます。

anzuさんは、コラージュのお教室も開き、作家としてもご活躍です。お仕事のことや愛犬パセリちゃんとの日々をブログでも発信なさっております。いつも楽しく拝見しております。
anzuさんブログ:http://paseri1030.blog.so-net.ne.jp