世田谷ボロ市

毎年12月15、16日と翌年の1月15、16日には世田谷ボロ市が開催されます。ボロ市は今から450年位前の楽市が起源だそうです。東京都の指定無形民族文化財になっているとのこと。世田谷区世田谷一丁目の通称ボロ市通りに古着、骨董品、日用雑貨、植木、食料品などを扱う露店が750店くらい並びます。今年は東日本大震災の復興支援で福島県、岩手県の特産品も販売され「がんばろう東北」ののぼりが所々に見られました。
朝の9時になると開催を知らせる花火がドーンと打ち上げられます。夜の9時には再び花火がドーンと上がり終わりを告げます。12月15日の朝、この花火の音が聞こえてくると「あぁ、今日はボロ市、もう15日。今年も残り少なく・・・」と思う毎年です。そして、足はボロ市通りに向かい、端から端まで露店を見て、天粗神社の境内の植木市で草花などを買って帰宅します。
寒いので甘酒は人気の飲み物、通りのあちこちで売られています。天祖神社境内で売られる焼き芋も大人気!ふーふー熱々を頬張り温まります。今では珍しくなった臼と杵も大小さまざまな大きさが売られています。


神棚も売られています。赤い法被を着た店主の姿が決まっていました。


刃の部分が手作りの園芸用具、鋏、鋤、鍬、草刈りカマなどを売る露店。勿論、砥石も売っていました。


天粗神社の境内では植木市が開かれます。山野草や実のなる花木も沢山売られています。入り口には毎年多肉植物を売る露店が出店しています。


葉ボタンを数種寄せ植えした鉢は900円。一抱えくらいもある大きな葉ボタンは一株200円でした。


中国シュンラン、エビネなどを扱うお店はこの場所が定位置のようです。