緑のボランティア@園芸高校

 昨日の作業は、除草と芽だし肥の施肥でした。上段に植えられている原種バラコーナーの除草をしました。
 作業が終わった後は、緑のボランティア先輩のTさんが、昨年旅された中国、四川省に自生している草花やバラについて、スライドを見乍らお話くださいました。高山病でほとんど食べられない状態でも、草花だけはしっかりとご覧になって、貴重なお写真も撮られて・・・。まだ見たこともない草花や四川省の街の様子等、とても興味深かったです。ありがとうございます。
    
 除草作業です。この時期は、まだ根もそれほど深く張っていないので抜きやすくて助かりました。日だまりの土はお日様で温められて、手をつくと温もりがじんわり伝わり気持ちよかったです。
    
 除草が終わってからは、芽だし肥の施肥です。株の周囲に二握り程の肥料をパラパラとまいたら、レーキで鋤き込みます。道具を使うのも慣れて来ました。  
    
 作業の合間、腰を伸ばす為に見上げましたら、バラ園の周囲に植えられている大木の芽吹き、やわらなか緑色が奇麗。
 薔薇の芽吹いた葉色の美しさに感動したのですが、作業の合間に写した写真です。すべてを写すことはできなくて残念でしたが、自分が作業していた側で観た薔薇たちの芽吹きです。
    
 原種バラコーナーの蔓バラです。遠くから見ても奇麗でした。
    
 黒真珠。HT,1988年鈴木省三先生作出の薔薇です。花色は光沢のある濃黒紅色と書かれています。咲いたときの花を思い出しました。黒に近い赤色に見えました。
      
 朱玉。HT、1982年鈴木省三先生作出バラ。花色は輝く濃い赤色だそうです。

    
 錦絵。F(フロリバンダ)、1981年鈴木省三先生作出。咲き始めから咲き終わりに、花色が変化します。咲き始めは花弁の裏や基部に濃い黄色が光り、開くに従い朱色が増すそうです。 
      
 ロサ・ホリダ。原種、花色は白。これから芽吹くのですが、白っぽいトゲトゲの枝にちらっと見えている芽の赤さが可愛いかったのです。
    
 作業終了間際に写したので、説明プレートを写せなくて、名前を確認できませんでした。この葉色が奇麗と思い急いでシャッターを押しました。

 バラの芽出しの赤い葉色は、それぞれのバラで色合いが微妙に違っていて見応えがあります。バラは、美しく咲いている花だけが鑑賞の対象ではなくて、芽出しの時、棘の様子、葉の姿、実の形、それぞれに見るべき時がありますね。それを教えて下さったのは鈴木省三先生なのです。「バラは花だけを観賞するものでは有りません」と。。。